確認するように聞かれ、あたしは一人頭が混乱していた


『なっ何であたしの誕生日知ってるんですか!?』


『さぁ…何ででしょう?』

そう楽しく言う先輩に、あたしはいまだに頭はパニック状態…そんなあたしに先輩はプレゼントを指差して

『とりあえず開けろよ』


と言われたので、渡されたプレゼントの包装紙を剥がしてゆっくりふたを開けた


『嘘…………』



その中にあったのは、先輩と一緒に帰った日に見つけたペンダント


『これ…2万したんですよっ!?』


『だーからバイトしたんだろ』


『何で…そこまでして…』

もういつの間にか、涙は止まっていた

首を傾げながら先輩を見つめるあたしに、先輩は呆れたような顔をして言う

『お前さー鈍いんぢゃねぇーの?こんなんどーでもいい奴にするわけないだろ』