『いつも…一緒に帰ってたじゃないですか』

そう答えると、先輩は大きなため息を吐いて、


『あれはバイトが一緒だったから、一緒に帰ってただけだし』


その言葉に、あたしは先輩を見上げる


『えっ…先輩バイトしてたんですか!?』

『あぁ…昨日までだけどな』


それって、かなり短期ぢゃ…



『何か欲しいものでもあったんですか?』


『あぁ…俺がじゃないけどな』



そう言うと、先輩は鞄から包装紙に包まれた箱を出した


『やるよ』


『えっ…何で…』

突然渡されたプレゼントに動揺するあたし



『お前…今日誕生日だろ?』