ハピバ【短編】

『サチ帰るよー!!』

詩織と絹子が、ドアの前であたしを待つ


『ごめん…やっぱりあたし今日はやめとくわ…』

今は、やっぱりそんな気分にはなれない…

『そっか…じゃあまた今度ね!』


『うん…バイバイ』







それでも家に帰ったら、きっとケーキが待ってるんだろうな…


誕生日を延期できたらいいのに…




そんなこと考えながら、図書室を見上げる。けど、やっぱり先輩の姿はなかった…




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