『せんっ…』

小さな喫茶店から出てきた先輩に、手を挙げて呼ぼうとしたとき、中からもう一人知らない女の人が出てきた


えっ………誰………?


そのまま二人はあたしに気付くことなく、夜の暗闇に消えていった




その時あたしの頭に蘇ったのは、朝に聞いた絹子の言葉






その人と一緒だから、図書室に来ないんですか…?





その人は先輩にとって、何なんですか…?







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