昼休み、私は和馬と中庭にいた。


朝の気まずさが残っていて、本当は会いたく無かったが、
ここに来ないのはもっと気まずくなると思った。



和馬はもう、いつもの表情に戻っていた。


でも、2人の間には、
長い長い沈黙が流れていた。



私はこの空気に耐えられず、

「ごめん、トイレ…」


そう一言言って、その場を離れた。