俺は妹の声に、 「そうらしいな。 俺も祝ってくるわ。 そんで、ちょっと、嫌なこと忘れる」 吐き気を堪えながら、そう答えた。 妹はホッとしたような顔で、 「うん。そうしなよ」 と言った。 妹に顔を向けないようにしながら 2階の自分の部屋に向かった。