家族には、変な目で見られたけど、 あんまり気にならなかった。 「お兄ちゃん。どうしたの?」 2つ下の妹が、怯えたように聞いてきた。 でも、無理矢理口調を明るくして。 「あのさ、三上先輩と横峰先輩、 付き合ったって聞いたよ。 お兄ちゃん、応援してたでしょ?」