「クソババァいねぇじゃねえか!騙したな!」 翔が足を崩してヘナヘナになってる隙に!!! 「おい!!待て!! この俺から逃げられると思うなよ!」 アッカンベーして逃げて来ちゃった! なんか勝った気分♪ そう思いながら家に入り玄関のドアを閉めた。 …あれ…。 何だろう、この心臓の速い鼓動…。 今のあたしには分からなかった。 まさかこの鼓動の意味が分かるなんて―――…