「ハァ…要らない。会社で食べる。」


やっぱりもらってくれない。


「昼ご飯になっちゃったな…」


もらってくれない弁当は私が食べる。


食べても食べても、塩水のしょっぱい味しかしない。


「っ…食べてほしい……」


誰も居ない家で私の泣き声だけが響いた