今でも驚きでいっぱいだ
(え……うそでしょ……?)
問い掛けたい…
嘘だっていってほしい…
いつも見方をしてくれた人がライバルだなんて…
美羽が先々バスにのっていく
私ははぐれないように精一杯ついていく
9時間バスで移動をし
やっと病院についた
病院に入ると消毒の匂いがすごくした
ドキドキ…
(なにドキドキしてんの?賢人は私となんか会いたくないのに……わたしなに探してるんだろ……)
そう考えてる間に美羽が先に賢人の部屋に入ってた
入るタイミングが分からなくて外で美羽が出るのを待ってた…
外にいると美羽と賢人の会話が聞こえる
[美羽俺の居場所わかったんだな]
[うん!あのさぁ言いたいことがある]
[どうした?]
賢人の優しい声がする
[賢人……好き]
[……]
賢人に美羽が告白してから賢人の言葉がつまった
[やっぱ……奈津子?]
[……]
[なんで奈津子なの?あんなやつのどこがいいの?私じゃだめなの?]
泣き声だった
(美羽……私は美羽の思いも知らず自分勝手に…)
罪悪感を感じた
[おれは……誰も好きじゃない俺はこのまちで生きていく!]
グサッ
なぜか胸が苦しい…
賢人に嫌いって正面から言われたみたいに胸が苦しい…