11時発の便を待っていた…
やっと時間がきて私達は飛行機にのり賢人がいる国に向かった
飛行機の中で町をながめた
(きれい……)
[奈津子!奈津子!]
[なに?]
私がふりかえると美羽が顔を赤くして言った
[私……賢人が好き……]
[え……?]
[好きなの…!賢人が]
戸惑ってしまった
[賢人は……私の彼氏なんだよ?]
[別れようって言われたじゃん!]
[……]
[だから……賢人のハートを奪いにいくから……全力で!]
“着陸いたしました”
ちょうどのタイミングでアナウンスがあった
美羽が飛行機から降りた
私は驚きを隠せないまま飛行機をおりた