[お母さんは家にいるらしいぜ!]




後ろをふりかえるとまさきがいた




賢人と出会ったのはまさきが私をふったから…



もし私はフラれてなかったら




賢人とは出逢ってなかった……




[行こう!親の所!]



美羽と私は賢人の家に向かった




ピーンポーン



コールが鳴り響く




ガチャ


[はい]



賢人のお母さんが出た



賢人はお母さん似で目はクリクリして鼻は高く綺麗な白い肌をしている



[賢人……さん…どこの病院に行きましたか?]



[賢人……はあなたのどんな存在なの?]



静まりかえった…



[賢人さんは私の彼氏です…]



[あなたね……奈津子さん]



悲しい顔をして微笑んだ



[どうして知ってるんですか?]



[賢人が………奈津子さんには…言わないでって…]



(え……?)



[賢人の予想当たってたんだね!]



[お願いです!教えて下さい]



美羽が頭を下げた




[いくら言われても……言えない…]



賢人のお母さんは首をふってドアを閉めた



[待ってください!]



美羽がねばった



[……]



[なんで奈津子お願いしないの?]



美羽がうったえる




[好きなんでしょ? ]




[……]