空にちょうど賢人が乗っているであろう飛行機が飛んでいる




[さ……よ……な……ら……]




私はそのまま眠りについた








[……こ………つこ……なつこッ]




ぼんやりと顔が見える




[奈津子起きなさい!!]




お母さんが私の布団をのけている




(私……寝ちゃったんだ……)




私は学校の準備をして家を出た




いつもの学校に行く道



なんか……




ウキウキしない……




(私はあんなやつ好きじゃない……好きじゃない)



嘘つくたびに胸が苦しくなる…




(好きじゃない………ってなんで認めたくないんだろ……)



考えている間にあっという間に学校についた



[奈津子ーーっ!!]



[……]



[うわっ!]



[わっ!]



ぼーっとしていた




[なにぼーっとしてんの!過去なんて捨てちゃえ!]




美羽がスキップをしながら去っていった



突然美羽がふりかえった



[奈津子!そんなに賢人が好きなら会いに行けばいいじゃん!それでこそ女でしょ?!]


[迎えに………行く…………?]



[情報集めよう!]



そういって手をひいた



賢人の親友や友達に聞き回った



けど………○○○○町にいることは分かったがどこの病院か分からない



[どうしよう……]