「将馬くん!!!!!!!!!!!」

……え?しょうまくん?
突然の声の発祥をみてみると、同い年くらいの女子。めちゃめちゃかわいい。真っ黒な髪で、化粧っ気もなくて…

鶴木を見ると、あからさまに嫌そうな顔をしてた。こんな顔もするんだ。初めて見た。

「………………何か用?」
冷たい。冷たすぎてぞっとした。

「ひどい!そんな言い方ないじゃん!今日家行くって言ったでしょ!?」
家…?行く…?
え、誰?

考えてると、隣にいた鶴木がすくっと立ち上がった。