「わ!なんかかわいいとこある!いってみよ!」
張り切る亜矢。

「ちょ、待てって…」
急いでついてく永冨。

「ったくあいつら……」
呆れる鶴木。

夏祭りでこれって……。もー最悪〜ま、いいけどさ、あの2人の協力で来てるんだし。
…そうだ、あのまま2人は………

「……鶴木!!!」
「何?」

あたしは鶴木の腕を掴んで亜矢と永冨が行った雑貨屋と反対方向に速歩きで進んだ。
「ちょっ、何!?」
何も言わずに姿が見えなくなるまで進んだ。