そこまで1人で考えて、1人で納得して、いつの間にか外は蛍光灯がぽかぽかつき始めるころだった。
そろそろ帰ろう。
あたしは立ち上がった。
同時に目の前のことにあたしは固まった。


「…あれ、波多野?」

今、目の前にいるのは紛れもなく鶴木だ。
あたしの名前をちゃんと知っていた。やっぱりあの時公園にいたのは鶴木だったのかもしれない。いや、絶対そうだ。