「そんなんなら俺んち泊まるぅ?柚琴」
「だめだよ柚琴。襲うつもりだからこいつ」
「大丈夫、あたしは軽い男に引っかかんないよ」
「軽い男だってさ涼介」

散々騒ぎ、また集まろうと軽い約束を交わして別れた。家に帰ったら100%ママの雷だ。
あぁもう。そっと帰ろう。

と思ったのも、実際そうしたのも無駄だった。案の定見つかる。あたしが帰る前に寝るわけがないママ。
「高校生は日付が変わるまでに帰りなさい!」
ケチくさい。たった15分過ぎただけじゃん。