「ごめん……本当に…。会いたかった」
「あたしもだよ!あんたのこと忘れられなかったの!毎日待ってたんだよ。なにしててもあんたが絶対消えなかった……」

将馬はあたしの涙を拭って、キスした。あたしはそれを自然に受け入れた。体温が伝わる。愛だよ。愛。もうこれ以上ないくらい、あたしは、あんたを………

「多分またここ戻るよ。家は……向こうだけど」
「本当に?」
「うん。それに……柚琴と〜…」
「なに?」
「離れたくないっていうか〜!あはは」
「バーカ!バーカバーカ!離さない!まじで!」