帰るころには夕方だった。
帰り道は2人とも何も喋らなかった。そして帰りにまた公園…………。

何を話すわけでもなく、ブランコをこいだり、ブランコの柵に乗ったり、その辺をうろちょろする落ち着かない鶴木をあたしはただベンチに座って見てた。

いつになったら気が済むんだろう…
でもあたしはいつまででも付き合うよ。今目の前にいるこいつが、一番大切だから。

鶴木はブランコの柵に座った。
落ち着いたのかな、と思ったら言った。
「…離婚するよ」

「えっ…………………」

突然言われた言葉にうまく反応が返せなかった…。