圭人は話しの区切りがつくとベッドに腰をかけた
沙紀も机の椅子に腰をかけた
「まさかもう一緒に暮らしてるとは思ってなかったよ」
『昨日来ました』
「(言ったそばから…)」
「そこは、来たでいいの」
『うん…この部屋、これから使って迷惑じゃないですか?』
「俺は構わないよ、親父も新しい部屋用意してくれればいいのに…」
『用意しても、お母さんが断るから…』
「そっか…邪魔だと思うから荷物も持って帰ろうか…」
『いいです…全部なくなっちゃったらホントに何もなくなっちゃうから…』
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