沙紀の目の前には大きなリビングが広がっていた 天井が高く、部屋の真ん中にはテーブルと椅子が並べられていた 沙紀は他の部屋を見ることはなく、部屋に戻ろうとした ただ、母親の状態を見て傷つくのが嫌だったのかもしれない