挨拶を交わす母親の声とともにぺこりと一礼し部屋の中へと招かれた私の一番最初に目の中に飛び込んできたのは真っ白いテーブルに置かれていた眩いばかりの黄金に身を纏う鷹が黒い大きな洋風の鳥籠のなかでこちらを見ていた。 ―――た…鷹!? その姿にいつもみる夢のシーンが頭を流れる。 それはあの化け物と戦っていた時まさにその場に現れたあの鷹の姿にそっくりだったからだ。 ―――今更…そんな驚く事もないだろう…? 例の狼が意地悪げにこちらをみながら鼻で笑った。