「もういいの? 今日もスケジュールいっぱいなんだからちゃんと食べないと……。」 豊富に残された朝食がのった皿を私の前に押した母を真っ直ぐみつめて首を横にふり手話で「食欲がない…。」とつげ頑なに拒んだ。 ちょうどそんな時軽快な着メロが食卓に鳴り響いたのをみて母は携帯を手にとったのを見てその隙に席をたった時激しい頭痛と悪寒が身体を走りぬける。 ―――ビュウウウ……。 外の庭木の葉を荒々しく揺らすように風がたちぬけた。