化け物は転がるように宙を回転しながら壁に激しい音とともに激突した。 「グウウウッ――!!!」 低い声で唸りをあげ激突した壁から身を起こし壁が粉砕した噴煙の中を彼の姿を探す。 「――――おのれっ―――――!!! 貴様から血祭りにあげてくれる!!!!」 血のにじむような赤い瞳を光らせたその化け物は再び睨み私目掛けて飛び上がった。 私は思わず身構えようと弦から指を話そうとした時……。 「――――そのまま弾いてろ!!! 何があっても弾き続けてろ!!!!!」