主催者の声が届きいよいよ本番が始まる。 先行の眞夜未 単衣は以前とは違っておとなしくしているものの衣装は華やかだった。 控え室で彼女が終わるのを待つ…。 彼女の公演が始まると同時に私の中の尻尾が反応しはじめた。 途端にいきなり周囲が溶け始めたかのようになってきた。 私は二胡をだしゆっくり奏でた。 ――お願い尻尾!! 私に力を貸して…。 それだけを一心に思い二胡を弾く……。 すると尻尾がその音色に導かれ発光しはじめた。