―――ごめんね…。 さすってくれてる銀にお礼をいうと…。 ――別にお前の為じゃないよ…。 って憎まれ口を叩いていた。 ――朝日の方向へ…。 日が照らしてくる方向に腕を差し出すとやがてゆっくり毒気は消え去ったのか血色が戻り痛みを少し残すくらいになった。 ―――お前の進化も早い……。 出来れば今日は二胡を持つだけにしろ。 ――うん…。 伽耶の二胡が持ち込まれれば弾くしかないだろうけど…。 ―――そうだなー。 重く低く呟き赤く染まる朝日に思いを託した。