久遠の剣客



驚いた顔で銀狼は話した。


―――あの宿屋で戦って逃げ出した後…助けられた僧侶にも同じこと言われたよ。


―――えっ………??


狼の声に眠っていた鷹の身体がピクリと動いた。


―――んんっ………!!


ここは………??


ゆっくり旋回する中まぶたをあけ周囲を確認する。


―――李柏さんの書物の中だって…!!

――李柏……!!

李柏さんて……たしか『唐書』を書き上げた人でしたよね。

シルクロードという航路を渡り西域を目指して髪の技法をもたらしたりその後貿易航路としても栄えたんですよ!!