―――そんな彼女も伽耶の二胡の奏者に選ばれたなんて……。 呆気にとられてただ…ただ雑誌の切り抜きを見つめるその横で銀狼が鼻を押し付けてきた。 ―――あの化物の匂いがする……!! ―――えっ‥? 切り抜きの匂いを嗅ぎ付けて銀狼がつげた。 ―――まさか………?? 彼女が化物だといいたいの??? 言い寄らぬ不安と恐怖が襲う。 ―――いえ…。 彼女が化物ではなく…彼女は次の贄〈ニエ〉ってとこでしょうか? どちらにしても化物が選んだ刺客ですよ!