久遠の剣客




―――私…ですか??


上の空を見抜かれたのか突然ふられた話に驚き顔を紅潮させた。



その様子を見ていた先生は満遍な笑みで頷いたのをみた母親も喜び声をあげた。


「良かったわねー!!

久遠……!!!」



母親のはしゃぎようにヤレヤレ…といった感じで苦笑いを続けたのを見て先生が真顔で続けた。


「………とここまではよかったんじゃが……実は、候補者が久遠君ともう一名いるのじゃ……!!」


周囲の反応がピタリと止まる。

その様子をみてくるりと振り返った先生は雑誌の切り抜きを取り出し渡した。