先生は腰をあげて中国楽器や音楽関係の書籍がたくさんしまってある本棚から…一冊のカラー写真と掲載されてる本を持ってきて私達の前でひろげた。 ―――あの二胡だ!! 銀狼が立ち上がって写真をみあげる。 「ほう……!! さすが久遠くんの飼い犬じゃなー! お目が高いわい!! この二胡はなー! 実は五胡十六国時代のものと推定されててな……!! その難を逃れて日本にきた幻の二胡とも言われているんじゃよ…。」 ―――日本に…? 中国の国土にあったんじゃないんですか?