久遠の剣客



鷹の一声に私は…息をのむ。


確かにそうだった…。


あの時…束になってかかっても私達ができたことなんて…銀狼と鷹の二人が命がけで切断した九つの化物の尾を単なる偶然にしても奇跡にしても二胡の音色と歌声に吸い寄せられた尾を私が飲み込んだだけ…。

そう……ただそれだけでこんなにも年月を隔てても私は伽耶の意識を持ち声のないまま生まれ…私の声と魂を奪った二胡は何かになりたい……という純粋な夢を持つ乙女達の命と魂を奪い凶器になっている……。