久遠の剣客



「久遠!!

大丈夫‥??」


違和感もなく今まで自分達はマネキンのように止まっていたなんてつゆほども知らずに打ち合わせの会話の話を始めていた母親は開け放たれた私の姿に気づいて振り向いた。



――うん‥。
もう大丈夫‥。

この鳥どうもありがとうございました!!


母親と同時に私の身体を気遣い立ち上がった編集者の担当の方に手話で梟に見えている鷹のお礼をして鳥籠を見つめた。


「ほんとに何事もなくて良かったわー。

いつでも気分が悪くなったら言って下さいね。」


優しい気遣いの笑みをくれた担当者の方に大きく頷き母親の横に座りようやく順調に打ち合わせの話を聞いた。