ふいに、チャイムの音が静かな図書室に鳴り響いてあたしはハッとする。 いつのまにか昼休みが終わってしまったらしい。 本を読んでいると時間なんてあっと言う間にすぎてしまう。 名残惜しくも本を閉じ、席から立ち上がって元の場所へ戻した。