神様が泣いたあと




「あんな馬鹿な奴らのことはさっさと忘れろ」


哲は忌ま忌ましそうに吐き捨てた。



「うん……。忘れる……。けど俺、哲のことは忘れない」


「え?」

「哲が来てくれてマジ嬉しかった。本当にありがとう」




そして俺は哲のもとを離れた。