神様が泣いたあと




「そっかぁ!ハハッ!ごめんね。急にこんなこと言って」


いつだって、どんなときだって

優しい原田さん。

何があっても傍にいてくれたのは原田さんだ。


だけど、俺は……


「……ごめん。きっと俺、君のこと好きになれないけど」



嘘はつかない。

本当の俺をみてくれた君には、最後まで本当の俺を見てほしいから。




「きっとアイツも俺のこと好きにならないよね」


どんなに傍にいてくれても、ごめん。

やっぱり女の子はすきになれなくて

どんなことがあっても

やっぱり哲がすきなんだ。