神様が泣いたあと



そのときの哲ちゃんの瞳に、もうあの頃の面影は見あたらなかった。

知らない怖いオトコのヒトがひとり。



あたしは必死にあの頃の哲ちゃんを探した。

きっと、どこかにいる。

きっと、どこかにいる。


きっと…………