神様が泣いたあと


戸締まりの確認をしていると、ふと目をむけた先に


ひとりの男子生徒が机に突っ伏して寝ていた。

窓から差し込む光が彼に降り注いでいる。


いつからいたのだろう?

本に夢中で全然気がつかなかった。


あたしは彼にゆっくり近づく。