***
「受験まであと1週間…。」
学校の机で
寝そべってふぅと
ため息をつく。
バシッ
「いったぁぁぁ!」
後頭部に突然の激痛。
「ため息ついたら
幸せ逃げるぞ!」
顔を上げると
ぷんと怒って丸めた
教科書を持っている
黒髪美少女。
少しあたしのほうが茶色いけど
同じような髪なのに
何故あたしはこんなに 癖っ毛なのかと嫉妬してしまうほどストレートが特徴的。
「真白」
「夜空は年上の彼氏と
毎日勉強会してるなら
幸せいっぱいなのに
ため息ついたら逃げるぞ
ほんとに。」
怒った顔も絵になるのもまた
羨ましい限りなあたしの親友
黒川 真白 くろかわ ましろ
「あのねー
伊吹スパルタだからね!?
きゅんのきの字もないんだよ」
「嘘つけ。
キスのひとつやふたつは
してるくせに。」
「うっ」
「あぁー。
私も恋したい。
うらうらうらやましいっ!」
とかいいつつ
穏やかに笑ってくれる真白にあたしはいつも安心する。
中1で友達になって
それからずっと
あたしの1番の理解者である。
「受験まであと1週間…。」
学校の机で
寝そべってふぅと
ため息をつく。
バシッ
「いったぁぁぁ!」
後頭部に突然の激痛。
「ため息ついたら
幸せ逃げるぞ!」
顔を上げると
ぷんと怒って丸めた
教科書を持っている
黒髪美少女。
少しあたしのほうが茶色いけど
同じような髪なのに
何故あたしはこんなに 癖っ毛なのかと嫉妬してしまうほどストレートが特徴的。
「真白」
「夜空は年上の彼氏と
毎日勉強会してるなら
幸せいっぱいなのに
ため息ついたら逃げるぞ
ほんとに。」
怒った顔も絵になるのもまた
羨ましい限りなあたしの親友
黒川 真白 くろかわ ましろ
「あのねー
伊吹スパルタだからね!?
きゅんのきの字もないんだよ」
「嘘つけ。
キスのひとつやふたつは
してるくせに。」
「うっ」
「あぁー。
私も恋したい。
うらうらうらやましいっ!」
とかいいつつ
穏やかに笑ってくれる真白にあたしはいつも安心する。
中1で友達になって
それからずっと
あたしの1番の理解者である。
