Night sky**




でもそんなことよりも


伊吹、
守ってくれるんじゃ
なかったの。


あたしのそばに
少しでも一緒にいてくれるんじゃなかったの。


ねぇ、さよならじゃ
ないよね…



冷たくなった伊吹の頭には包帯が巻かれている

血が、滲んでいた。


これは現実なんだよ
認めろよ

って言われてるみたいで
逃げたくなった。



まだ、まだ、
半年しか愛し合ってないじゃん

戻ってきてよ


いきなり
死んだって、

あたし、そんなの
認めないよ…