あたしはじっと キーホルダーを見つめてから すぐバックにしまった。 バックの中の携帯が 光っていることに 気づかずに。 *** 「ただいま~」 家に帰ると誰も、いない。 ん? お父さんとお母さんは仕事で…今日は受験だからお兄ちゃんは学校お休みだよね…? ま、多分遊んでるんだよね。 もしかして伊吹と 遊んでるのかな。 そう考えながら ソファーに寝転ぶと 受験から開放された気持ちよさで寝てしまった。