オレンジ

「お兄さんよ、もうちょい安くならんかねぇ。」


「ええ~。……………わかった。んじゃあに百円でどうだ!」
「もうちょい安くならんかねぇ。」


麗しの殿方は苦笑いをした。

「お兄さん、いくらがいいんだい?」


「………30円。」



「さすがにそれじゃあ売れないよ。よし、わかった!五個で百円ならどうだ!
赤字覚悟だよ。」


「いや、オレ30円しか持ってないんだよね。」






てへぺろ~みたいなあ!