「では…母殿はこちらで山菜を洗って頂けますか?
生駒の姉さまはこちらで湯を沸かしてもらえたら助かります。」
帰蝶はそんな私達の気持ちを汲み取ってくれたのか…ママを桶の前へと案内してママがとってきた山菜を洗うよう進めた後…私の前に竹筒のようなモノを差し出した。
「コレを使って火の加減を強くするのです。」
帰蝶は手際よく火に向かって竹筒に息を送りこみ火へと吹きかけると火は勢いよく揺れながら火力をます。
「慣れるまでは大変かもしれません。
キツくなったらすぐに変わりますので仰って下さいね。」
美しい栗色の瞳を細め微笑みを浮かべた。
「わかったわ………。」
私は帰蝶に言われた通り…ひとまず竈の前に座りやがて先程教えてもらったように竹筒に息を思いっきり送り込み炎めがけて吹きかけると目の前で「ボッ!!」っと音をあげ火の力が強まったと同時に煙も立ち込めてきて竈の火口から白煙が巻き起こり私はマトモに食らって咳き込んだ。
「いかん!!
いかん!!
吉乃もうよい!!
ここは…わしがやるから休んでおれっ!!!」
むせ込む私の背後に突然現れた殿は私から竹筒をとると火に向かって思いっきり息を送り炎に放つと炎は綺麗な形で勢いをました。

