諷馬の指差す方向になんと戦国時代に似合わない木々の間に絡まるように駐車されている柴田さんのトラックを見つけて思わず…「ヒッ……!!」と悲鳴をあげた。
「ほんと…よく無事だったわよねー。」
うんうんと頷き私と諷馬と殿の間に村人スタイルのママが何やらカゴを手に持ち現れた。
「ママ………!!
何………その格好……!!」
「似合う……?
それより…これすごい山菜じゃない?
パパのお土産に持って帰ろうと思って……!!」
カゴの中から溢れんばかりの山菜をみせたママはムフフ…と含み笑いを浮かべたのに呆れはて溜め息とともに尋ねた。
「半田刑事や…戸塚教授は…?」
「もちろんいるわよー!
向こうで…この時代の視察も兼ねて戦国時代の様子を見てきたとこよー。
そうそう…サブちゃん!!」
突然…真面目な顔をしたママに何か嫌な予感を感じ息を飲む。
「――埋蔵金ってあるの?」
期待も虚しくママの放った言葉にこけた私達とは裏腹に殿は厳しい表情で答えた。
「なぜそのような事を…………?」
威圧感を込めた厳しい口調の殿に言葉を詰まらせつつママは答えた。

