『武士ドルが斬る!?』 〈後編〉



 権田教授にレンタカーのトラックについたへこみキズや先程みた夢を話した私達は…ひとまずしばしの休息のあと一刻も早く京都入りを急ぐことを再び決意を固めて権田教授と別れ車へと戻ってきた私と徳家くんは諷馬の車の前で別れひとまず仮眠をとる為眠りについた…。


 しかしまたも白煙と炎で遮られた中で私に「約束を果たしにきたぞ!」という夢の声に「殿…。」と呼びかけた時…体を激しく揺さぶられる振動と私を呼ぶ諷馬の声に叩き起こされた。



 そんな諷馬は恐怖に怯えて私に「幽霊が出た。」と繰り返すので事情を聞いてみた。