―――一方私は諷馬と別れドリンクコーナーにやってきた。
ズラリと並ぶ自販機から商品を選別していた私の近く帽子を目深に被った男性に気づいた。
その男性からの視線を何気なく感じ私は男性に先を譲ったもののその男性は自販機の前にたつもののいっこうに商品を購入する様子が見られず不思議に思い話かけようとした時‥日本史サークルのメンバーで同じ学年の徳家くんから声をかけられてその男性を気にかけながらも徳家くんと軽く紹介の話からまた昼間の居眠りの会話を交わしたそんな矢先…。
彼の背後にきたおばさんの声で私達の会話を一旦中断して視線を移すと…なかなか商品を購入しない男性について痺れを切らし怒鳴るおばさんへと黙りつつも殺気だった目で相手を睨む男性に私は危険を察知し割って入った。

