「……マ…まじかよ…!
―――あり得ねぇ…。」
その声に驚きと嬉しさとなんだかわからない乾いた笑みがこぼれた。
再度、確認したその先には…テカテカとトラックの装飾ランプが光輝いているのが白光の彼方から確認できる。
「柴田――!!
援護してやれ………!!」
「うぃっーす!!!」
ジリジリと照りつける光が‥再びカッと周囲の景色を奪った。
「わあああッ―――!!!」
敵(忍衆)達はたじろぎ‥ギリリと苦潰し味方(秀吉のつれてきた護衛衆)は…見たことのない存在に呆気にとられて生気を失い悲鳴をあげつつた。
「サル……!!
世話になったな……!!
今回は…ここまでのようだ…!!
生きていれば…また会おうぞっ!!!」
「そ、そ、そ…そんなあ…!!!!
御館様っ!!!
一体…何をっ――??」
意味ありげな含み笑いをしながら…藤吉郎を見下ろしたその姿に悲痛な叫びをあげた。

