「その“みしるし”頂戴つかまつる‥‥‥!!」
白煙に混ざり私達を囲むように‥忍び衆が殿をめがけて狙ってきた‥‥‥。
「わっー!!!
ヤバイ!!!」
絶対絶命のピンチに私達は殿を囲む‥‥。
忍び衆はジリジリと私達に忍び寄り追い詰めてくる‥‥。
“殿をなんとしてもお守りしなきゃっ!!!”
追い詰めながら私は‥だんだんと距離を縮めつつ近寄る忍び衆を対面にして睨んだ。
―――ブォッーーーーーーー!!!
――――ブォッーーーーーーー!!!
――――ブォッーーーーーーー!!!
どこからともなく地をはうような似つかわしくない音が背面から鳴り響いた後‥‥‥‥‥‥‥‥。
―――カッ!!!
いきなり周囲をさくような閃光が続けて背面から容赦なく照らした。
「うわっ‥‥‥!!!」
忍び衆は思いっきり閃光の光を食らったため視界を失いうめき声をあげたのを私達は何が起きたのかわからないまま背後を恐る恐る振り返る‥‥。

