半田刑事は火縄銃を右手に持ち替えたまま肩に持ちかえると人差し指でチョイと一振り手招きすると先陣を切り歩きだした。
「わしらもついて行こう………。」
その様子を呆気にとられてみていた私の肩を勢いよく後ろから叩いた戸塚教授に思わず頷いて半田刑事の後に続き縁側にでるとちょうど日除けとして庭木が生い茂り屋根まで覆っている家と庭木の間に不自然な縄仕立ての梯子が屋根にかけられているのわみつけた。
――なぜ……こんなとこに梯子……?
次から次へと現れる不思議な仕掛けなような小物に首を傾げていると上空から何やら聞き覚えのある声が届いてきた。
「――――殿………??」
「そうそう………。」
聞き覚えのある声に私は真っ先に気づき呟いたのに笑顔を浮かべて答えた後なおも上から振ってくる声が聞こえてきた。
「お館様~!!!
勘弁してくだされ………!!!」
藤吉郎の情けない声をあげるのが耳に届く。
「――まあ高見の見物じゃ!!!
そなたの夢じゃったろうが……???
いつでも生きるということは死と隣合わせじゃからのう……!!」
したり笑いを浮かべながら殿は怯える藤吉郎を冷たくあしらった。

