徳家くんの言葉に私は胸を打ち抜かれた。
「―――しんがりってそんな意味だったの????」
ガタガタと身体が震えて激しく鼓動が打ち鳴らされた…。
「大変………!!
やめさせなきゃ!!!」
慌てて身を翻しW濃姫のとこにかけつけようとした私を片手で受け止めるように制した殿は無言で抱き寄せた。
「殿………。」
殿は私を抱き寄せる腕に力を込めて無言で首を横にふった。
「――ならぬ……!!
しんがりは……戦国の武将にとって大切な役目じゃ――のうサル!!」
鋭い眼球を光らせて強く言葉を放ち藤吉郎に同意を求めた……。
「―――いかにも……浅井長政と朝倉義景らによる包囲網の際にお市の方様小豆を用いての『袋のネズミ』という状況を知らされ退却を余儀なくされた時にはしんがりを殿より仰せつかりました。
退却する陣からしたらしんがりはまさに…要にございます!!」
藤吉郎は…しんがりを仰せつかった時の事を熱く語る。

