「―――承知致しました………。
しんがり……務めさせては頂きます。」
殿の言葉に力強く頷いた濃君は帰蝶を見つめた。
「必ずやご無事で………!!」
観念したのか濃君から見つめられた帰蝶はふう……とため息をもらしたのを見届け殿に一礼した。
「うむ…………。」
殿は特に何も言う事もなく頷き私を庇うように身をよせてガッチリガードしながら半ば強制的にその場を離れた。
「―――殿………?」
「―――これで良かったのじゃろう?」
しんがりの意味がよくわからないまま建物の中に連れ込まれ諷馬達がいる部屋へと帰ってきた………。
「姉ちゃん………!!!
良かった―――!!」
私の安否を確認した諷馬はホッと肩をなでおろした弟に詰め寄り私は尋ねた。
「ねえ………!!
諷馬……!!
しんがりって何……??」
突然の質問に面食らった諷馬と私の会話を聞いていた徳家くんが横から割り込み答えた。
「しんがりっていうのは……戦況で退却する時に一番後ろで防御と応戦を務める事をいって一番危険な役割ではあるかなあ?
それがどうかしたの?」

